TOPICS

2023.10.12
Amazon出品用アカウントの開設方法と注意点

北九州の広告代理店フィールズジャパンです。

当社は2023年度のIT補助金支援事業者として、ECサイト制作にも力を入れています。

ECサイト構築をする中で、Amazonとの連携についてのご質問がありました。

「個人事業主でも出品できますか?」「インボイスの対応はどうしたら良いのですか?」「手数料や支払い方法はどうなりますか?」「審査のサポートはできますか?」等々…。WEBで商品を売るまでに把握することは意外と多いものです。

WEB制作会社としてECサイトを開設した経験をもとに、Amazonの出店をお考えの方に向けて本記事を作成しました。

本記事は、Amazon出品用アカウントの開設方法と、注意事項について解説していきます。

出品方法の種類

Amazonでは「大口出品」と「小口出品」という2つの出品形態が存在します。
大きな違いは、下記表の通りです。

大口出品

大口出品は、4,900円の月間登録料が発生しますが、Amazonが出品者に提供するさまざまなサービスを利用することができます。

メリットは下記のようなものです。

メリット

・在庫ファイルでの商品登録が可能
・各種レポートの取得が可能
・カートボックスの獲得
・新規出品が可能
・出品者側で配送料の設定が可能

デメリット

・毎月4,900円の月間登録手数料がかかる

小口出品

小口出品は、商品が1点購入されるにあたり100円をAmazonへ支払う必要があります。
商品を毎月50点以上販売していく方などには不向きな出品プランですが、少ない在庫から販売したいという方には小口出品がおすすめです。

メリット

月間登録料を支払う必要がない

商品の販売点数が50個点未満の販売の場合は、大口出品の月間登録料よりコストが低いです。

デメリット

・出品できるカテゴリーの商品が限られている

以下、7つのカテゴリーは、小口出品の場合は出品許可申請を提出することができません。

——————————————————————————————————–
■時計
■ヘルス・ビューティー
■アパレル・シューズ・バッグ
■ジュエリー
■コスメ
■食品・飲料
■ペット用品
——————————————————————————————————–

以上が、大口出品と小口出品の主な違いです。

小口出品で登録する際は、いくつかの注意点があります。
下記記事で解説していますので、参考にして頂ければ幸いです。

Amazon小口出品登録時の注意点

Amazon出品用アカウント作成方法【準備編】

ここからは、Amazon公式サイトへの入力方法を解説します。

用意するもの

・行政機関発行の顔写真付きの身分証明書 (例:パスポートや運転免許証等)
 ※マイナンバーカードはNG
・銀行またはクレジットカード会社より過去180日以内に発行された取引明細書
 (例:ガス・電気・水道料金等の請求書)
・ビジネス用のEメールアドレスまたは既存のAmazonアカウント
・電話番号
・有効なクレジットカード
・銀行口座番号(Amazonから売上金を受け取る口座)
・登記簿謄本(法人の場合)

Amazonアカウント登録【入力編】

出品用のAmazonアカウントを作成

ここからはAmazon公式サイトへの入力方法を解説していきます。下記のURLからAmazon出店の公式サイトへ接続できます。

Amazon公式サイトはこちら

公式ページに移動したら、
出品用のAmazonアカウントをお持ちでない方は、ページにあるオレンジ色の「さっそく始める」ボタンをクリックします。
本記事で順に説明していきますが、順次ガイドラインに沿って出品用アカウントを作成していきます。

また、出品用のAmazonアカウントお持ちの方は、ページ右上の「セラーセントラルにログイン」をクリックします。

※オレンジ色の「さっそく始める」ボタンをクリックし登録した場合は、大口出品での登録になります。
小口出品での登録を希望の方は下記記事で解説しています。

Amazonの小口出品登録時の注意点

確認コードを入力

出品用アカウントをお持ちでない方は、Amazonアカウントを作成をクリックして必要項目を入力します。

入力送信後、登録したEメール宛にAmazonから確認コードが届くので入力します。

業種を選択

Amazonでの案内は下記の通りです。
・国有企業(法人)→公務員の方
・上場企業(法人)
・非上場企業(法人)
・チャリティ(法人)→NPO法人等
・個人→個人
・個人事業主の方

法人の場合

1.ビジネスの情報を入力

登記簿謄本を用意し、下記の必要項目を選択・入力します。

※確認のための電話番号は、登記されているものではなく、個人の電話番号でもOKです。連絡のとれる電話番号を入力してください。
※「主担当者」には、本人確認される方の名前を入力します。

2.出品者の情報を入力

下記の必要項目を選択・入力します。

※「国籍」を選択後、「身分の証明」項目が表示されます。
※「身分の証明」には、パスポート or 運転免許証を選択
※「身分証明書に記載されている名前」には、
 選択した身分証明書に記載されている名前を入力します。(※日本語のみ利用可能)

3.クレジットカードの情報を入力

登録するクレジットカードの情報を入力しましょう。
大口出品の場合は、このクレジットカードから月額登録料が支払われることになります。

その月の売上が、月額登録料より上回った場合はクレジットカードから支払われず、売上から相殺されます。

4.ストアの情報を入力

下記の必要項目を選択・入力します。

※UPC(ヨーロッパ)/EAN(アメリカ/カナダ)/JAN(日本)コードとは、各国における流通業界のために規格化された、流通統一シンボルのことです。
日本では主にJANコードが利用されています。いわゆるバーコードで、スマホやレジのスキャナなどで、商品情報を読み取ることができます。

5.本人確認の書類をアップロード

本人確認書類はスキャンしたりスマホで撮影して画像化し、ここでアップロードします。 送信ボタンを押したら手続き完了です。

審査の結果については、AmazonからEメールにて3営業日ほどで連絡がきます。

個人事業主の場合

1.出品者の情報を入力

下記の必要項目を選択・入力します。

※「国籍」を選択後、「身分の証明」項目が表示されます。
※「身分の証明」には、パスポート or 運転免許証を選択
※「身分証明書に記載されている名前」には、
 選択した身分証明書に記載されている名前を入力します。(※日本語のみ利用可能)

2.クレジットカードの情報を入力

登録するクレジットカードの情報を入力しましょう。
大口出品の場合は、このクレジットカードから月額登録料が支払われることになります。
その月の売上が、月額登録料より上回った場合は売上から相殺されます。

3.ストアの情報を入力

下記の必要項目を選択・入力します。

※UPC(ヨーロッパ)/EAN(アメリカ/カナダ)/JAN(日本)コードとは、各国における流通業界のために規格化された、流通統一シンボルのことです。
日本では主にJANコードが利用されています。いわゆるバーコードで、スマホやレジのスキャナなどで、商品情報を読み取ることができます。

4.本人確認の書類をアップロード

本人確認書類はスキャンしたりスマホで撮影して画像化し、ここでアップロードします。 送信ボタンを押したら手続き完了です。

審査の結果については、AmazonからEメールにて3営業日ほどで連絡がきます。

Amazon出品用アカウント開設時の注意事項

ここまでAmazon出品用アカウント開設の手順を解説してきましたが、登録した本人情報確認のためにAmazonの担当者とビデオ通話を求められる場合があります。

ビデオ審査

ビデオ審査の内容

——————————————————————————————————–
・登録した本名とメールアドレスの暗唱
・Amazon担当による提出書類確認
・本人確認書類をカメラに映す
・審査結果の通知についての説明
——————————————————————————————————–

※提出した運転免許証等の身分証明書は顔の近くで持って確認するので必ず手元に準備しておきましょう。
※免許証が本物かどうかのチェックもビデオ通話による指示のもとで行われます。

審査日は平日10:00〜17:30の間で30分刻みで自由に予約可能、所要時間は5~10分程度となります。

ビデオ通話は、Amazon Chimeという通信アプリケーションを使って実施されます。ブラウザ上で動作するのでソフトを事前にインストールする必要はありませんが、ウェブカメラやイヤホン、マイクなどは事前に用意しておきましょう。
ビデオ審査終了後、72時間以内に審査完了メールが届きますので、これで出品用アカウントの登録は完了となります

Amazon出品用アカウントの開設後

さて、ここまででアカウント開設は完了です。
いよいよ商品の出品を始めていく段階に進みますが、ここで注意が必要な「2つの申請」についてご案内します。

・出品許可申請
・製品コード免除申請

出品許可申請

1つ目は、出品許可申請です。
Amazonでは「制限対象商品」と呼ばれる安全性の証明が必要になるカテゴリーの商品があります。
商品を特定のカテゴリーに出品する前に、Amazonからの承認が必要な場合があります。
これを取得する手続きを「出品許可申請」と呼びます。

製品コード免除申請

2つ目は、製品コード免除申請です。
自身が制作したオリジナル商品や市場に流通していない商品など、製品コードが存在しない商品を出品する際には、「製品コード免除申請」を行うことで、それらの商品もAmazonで販売できるようになります。

まとめ

今回はAmazon出品用アカウントの作成開設の手順、注意事項について解説いたしました。

Amazonの出品用アカウントを作成する際には、事前の準備が非常に重要です。

出品用アカウントを作成する前に、必要な書類やデータ、情報を丁寧に用意しておくと作業がスムーズに進むでしょう。

フィールズジャパンでは、これからAmazon出品を始める方は法人・個人事業主問わずサポートいたします。アカウント開設に行き詰まってしまった方、開設したはいいが何から着手すべきか分からない等のお悩みがある方は、お気軽にお問い合わせくださいませ!

お問い合わせ トピックス一覧に戻る
お問い合わせはこちら
×

お問い合わせ